内装工事というと、壁紙や床材、照明デザインなどが注目されがちですが、電気工事は目に見えない部分でありながら非常に重要な工程です。コンセントや照明はもちろん、業務用エアコンやネットワーク配線、セキュリティ機器に至るまで、電気工事の精度が空間の使い勝手や安全性に直結します。本記事では、内装工事における電気工事の基本から、具体的な内容、費用感、注意点、業者選びのポイントまでを解説します。■ 電気工事とは何を指すのか?内装工事における電気工事とは、以下のような電気設備に関する工事全般を指します。主な工事内容電気配線工事(配線ルートの設計・施工)分電盤の設置・移設・増設照明器具の設置・交換スイッチ・コンセントの増設・配置変更業務用エアコン・換気扇の電源工事防犯カメラ・セキュリティ機器の電源確保LAN・電話・テレビなど弱電系統の配線これらは店舗・オフィス・福祉施設・飲食店など用途によって必要な内容が異なります。使いやすさと安全性を考慮して、設計段階から計画することが大切です。■ 電気工事の計画で押さえるべきポイント1. コンセント・スイッチの位置と数「ここにコンセントがあればよかった…」という後悔は非常に多いです。以下を事前に想定して設計しましょう。使用する機器の数・位置(パソコン、レジ、冷蔵庫など)家具の配置(壁面をふさぐと差せない)将来的なレイアウト変更の可能性基本的には多めに設置しておく方が安心です。2. 照明計画照明は「明るければ良い」というものではありません。空間の目的・雰囲気・業務内容に応じた配光設計が重要です。飲食店:温かみのある間接照明でリラックス空間にオフィス:均一な照度と目に優しい照明福祉施設:まぶしすぎず足元も照らす設計また、LED化による省エネ・ランニングコスト削減も現在では当たり前になっています。3. 電気容量の確認とブレーカーの設計使用する電気機器が多い場合、電気容量が不足することもあります。必要容量(kVA)を電力会社に申請適切な分電盤設計機器ごとの専用回路設計(業務用冷蔵庫やエアコンなど)容量不足はブレーカーが頻繁に落ちる原因になり、運用面で大きなストレスになります。電気設計は電気工事士などの専門家による事前計算が必要不可欠です。■ 電気工事にかかる費用の目安電気工事費は内容・規模・施設の用途により大きく変動しますが、以下が目安です。工事内容費用の目安(税別)照明器具取付(1か所)5,000円~20,000円コンセント増設(1か所)8,000円~15,000円スイッチ増設6,000円~10,000円分電盤増設・交換30,000円~100,000円以上店舗全体の電気工事(20坪)50万円~150万円程度LAN配線(1か所)8,000円~15,000円※特殊な設備(高電圧、大型機器)がある場合はさらに高額になります。■ 電気工事でのよくある失敗と注意点● 施工後に変更が難しい電気配線は壁の中や天井裏に隠れているため、完成後のやり直しは困難かつ高額です。内装工事と同時に「何をどこで使うか」を明確にして設計しましょう。● 資格のない業者による施工電気工事には「第二種電気工事士」以上の有資格者による施工が義務付けられています。安さ重視で無資格者に依頼すると、法令違反や事故につながる恐れがあります。● 消防法や建築基準法への適合非常灯や誘導灯の設置義務火災報知器との連動避難経路の照明確保 など施設用途により、消防設備との連携も必要です。内装と電気工事を別業者に依頼する場合は連携ミスに注意が必要です。■ 電気工事業者を選ぶポイント電気工事を安全・確実に進めるには、信頼できる業者選びが重要です。選定のチェックポイント:電気工事士資格を持っている商業施設・店舗での実績がある消防・弱電・空調との連携も可能事前に使用機器の相談ができるアフターフォローが整っている可能であれば、内装工事と電気工事を一括で請け負える業者を選ぶと工期短縮やコスト調整がしやすくなります。■ まとめ|目に見えないからこそ、電気工事は「設計段階」からしっかり考える電気工事は内装の中でも見えにくく、軽視されがちですが、実際には日常の使い勝手や運営効率に大きく影響する重要な要素です。設計初期からの導入計画機器・レイアウトに合わせた配線設計資格を持つ信頼できる業者選び消防や法令への適合確認これらを押さえておくことで、トラブルのない快適な空間が実現します。当社では、内装工事とあわせて電気工事もワンストップで対応しております。照明・コンセント設計はもちろん、電気容量の確認からLANや空調、消防設備との連携までお任せください。現地調査・お見積りは無料ですので、まずはお気軽にご相談ください。